頭が痛いとき頭痛薬について
薬局で求める頭痛薬は、日常生活や仕事に支障がない程度の「緊張性頭痛」や「片頭痛」に使われるものが多く販売されています。「緊張性頭痛」は頭全体が締め付けられるように痛み、首や肩のこり、めまいや目の疲れも出ることがあります。長時間同じ姿勢を続ける人に多くみられ、場合によっては一週間以上ダラダラと続くこともあります。頭痛薬とともに軽いマッサージやストレッチ、入浴などで温まると効果的です。
一方、「片頭痛」は片側時には両側のこめかみから目にかけ発作的に痛み、数時間から数日続くこともあり、女性に多い頭痛です。痛みが出ると、光や音、においなどに敏感になり吐き気がある場合も多く、頭痛薬をより効果的にするには、静かで暗い所で休み、冷たいタオルなどで痛むところを冷やすことです。寝込むほどの頭痛や今まで経験したこともない痛み、時間と共に痛みが増してくる場合は直ぐに医師に受診しましょう。
また、頭痛もちで原因がはっきりしないものの、生活に支障がなく、頭痛薬を離せないような方は、漢方薬が効果的な場合があります。よく使う漢方薬に「ゴシュウトウ」や「ゴレイサン」などがありますが、体質全体から判断する必要がありますので漢方に詳しい医師や薬剤師に相談してみてください。