第1類医薬品
一般に売られている薬をOTCと言い、薬剤師がカウンターに立ち、うしろの棚から薬をとって、お客さんの求めに説明しながら販売することを表しています。特に第1類医薬品に分類されている薬はそれに相当します。
第1類の薬は、医師が使う医療用薬の中から一般に販売され始めた薬品で、スイッチOTCと言われる薬です。その多くは医師が処方する薬として長年使われていて、薬剤師の指導のもとで使えば安全で効果的だと判断された医薬品が選ばれています。販売する場合に、薬剤師は症状を確かめた上で選薬し、使い方や副作用そして相互作用などをよく説明して販売することになっています。
例えば、今まで医師の治療を受けたが、年に数回再発を繰り返す口唇ヘルペス(唇の周りに水ぶくれができる)の場合は相談し薬を求めるか、症状が異常だったり、ひどい場合は、薬剤師のすすめで医師の治療を受けるため効果的で早期の治療につながります。
第1類医薬品の対応する症状としては、鼻炎、頭痛、腰痛、神経痛、月経痛、歯痛、関節痛、口唇ヘルペス、胃痛、膣カンジタ、発毛、育毛、中性脂肪異常、シミ改善、禁煙、強精、めまい、咳たん、高血圧などがありますので、かかりつけの薬剤師に相談してみてください。