冷え性のタイプ
冬は冷えを感じるつらい季節です。冷え性はただ単に体のどこかが冷えて、それを苦痛と感じる自覚症状のことを言います。冷えには次の5タイプがあります。
【下半身型】30代から中高年の男女に多い。下半身が冷え、上半身にのぼせ症状。原因は下半身の筋肉が硬くなり、血流が悪くなって熱をうまく運べなくなっている。
【四肢末端型】20代までの女性や、やせ型の中年女性に多い。緊張症で手足の精神性発汗が続き冷えてしまう。食事と運動不足により熱が十分に作れず、少ない熱を逃がさないように手足の血管が収縮し血流が悪くなるため。
【内膜型】全年代に渡り、風に当たると寒気を感じる。体表面が熱く発汗しやすく熱が逃げてしまう。
【全身型】若年型や高年齢型があり、全身が冷え低体温傾向にある。ストレスや不摂生により基礎体温が低下し熱が作れない。
【局在型】ヘルニアなど神経系の患者に多くみられ、かかとや腕など一部の範囲だけが冷える。局所の筋肉が硬くなり血行が悪く熱が運べない。
冷えには温食でタンパク質増量下食事に心がけ、運動により熱を作り出すことや、寒さを防ぐ服装と十分な睡眠、部分冷えにはストレッチを加えましょう。冷えの治療には漢方療法が得意分野ですので、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談してみましょう。