かかりつけ薬剤師を決めましょう
保健医療の中で「かかりつけ薬剤師」制度が本格的に動き出しました。医師から渡された処方箋を一人の薬剤師に管理してもらい、医療に役立たせようというものです。医師の専門は多種ですが、薬局の機能は一つです。自分が選んだ薬局薬剤師に薬に関する情報を集め役立てるのです。
家を建て数年すると水道が壊れ、雨漏りがするなどトラブルが増えてきます。そのとき皆さんは多分修理するところを探すより、家を建てた工務店に伝えるはずです。すると、建築当時の情報が工務店に全てあるため、施工した業者を回し素早い対応が取られます。
同じように、医師が書いた処方箋を、かかりつけ薬局で調剤することで、薬の情報が集中管理され、いざという時に役立てる事ができます。お薬手帳もその役目ですが、管理方法を複数持つことでより確かなものになります。そして副作用、相互作用、重複服用などの防止に役立てます。
今回の地震災害の避難必需品の中にお薬手帳も含まれていましたが、こんな時も医師と専門的な情報交換が交わされ速やかな対応が取れる事もあります。この制度は始まったばかりですが、今までも、相談できる薬剤師を持っている方は理解できると思います。