お菓子と薬
アセトアミノフェンという薬があります。医療用薬品や、一般に販売される薬の成分に多く使われています。主な働きは痛みの緩和や、高熱を下げるたりする効き目があります。いわゆる解熱鎮痛作用があるということです。したがって、総合感冒薬、解熱剤、鎮痛剤などに最も多く使われております。そのような薬ですが、使い方によって効き目が変わる場合があります。アセトアミノフェンは糖分と結びつきやすい性質があり、結びつくことで成分が吸収されにくくなり、解熱効果の低下や、痛みが引かないという可能性がでてきます。ケーキなどの菓子類を食べてから薬を飲むことや、糖分の多い清涼飲料水で薬を飲んだりすることは避けましょう。
さらに、ハムやサラミ、ベーコンなどの燻製した食品と一緒に服用すると、アセトアミノフェンを無毒化する酵素が増え、体から早く排泄されるため効き目が悪くなるとも言われています。薬を飲むには「水」か「白湯」で飲むことです。
今回は食品と薬の関係で効き目が悪くなる一例ですが、逆に効き目が増幅され予想以上に薬が吸収され、危険症状がでる場合もあります。特にアルコール類で薬を飲むことは多くの場合、リスクが増すことになりますので厳禁です。